川上恵(沙羅けい)の芸術村
 話のポケット
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                    ワクチン



    かかりつけの医院から「新型コロナワクチンに関するお知らせとお詫び」なる、
    葉書が届いた。
    ワクチンが届かないので接種日が延期となる、詳細は次回の診察日にと記されている。
    私は5月26日に1回目の接種を受ける予定だった。
    だが葉書では、1ヶ月程度の遅れが生じるだろうとの事だ。
    「1ヶ月か、長いなあ……」。大阪は医療崩壊が叫ばれている。    
    それにしても人間の心理って不思議。
    当初はワクチン接種に消極的だったのに、いざ、延期となると、急に早く打って欲しいと
    いう気になるのだから。いじましいなあ、私って。
    

    過疎の村ではワクチンが余ったと、テレビでは伝えていた。
    公平・平等・人権……、大切なことだが、この状況下では首を傾げてしまった。
    想定外の事態には臨機応変という発想は、政治の世界にはないのだろうか?
    こういう場合、富岳とかいうすごーいコンピューターは、どんな答えを出すのだろう。
    聞いてみたいものだ。富岳に臨機応変なる思考はあるのだろうか。
    
   
                      20231.5.12