川上恵(沙羅けい)の芸術村
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                    とりどり



    赤・桃色・白の椿が満開だ。
    佐藤錦のサクランボの花も咲いた。
    ヒヤシンスの青色も美しい。それに今年は食虫植物のようなランも増えた。
    狭い庭に一足早い春がやってきた。
    北向きの日当たりの悪さにもめげず、色とりどりの花が所せまし、である。
    文句も言わず、季節になれば花を咲かす。我が家の草木は、なんと健気なんだろう。

    とりどり、といえば、

    鳴門金時を使った、珍しいお菓子をもらった。
    蒸かした鳴門金時を特製の蜜につけ、乾燥させたお菓子なのだが、それに
    塩昆布や塩、和三盆、コーヒー、ゴマ、炙り、柚子、梅、を組み合わせている。
    味、とりどりだ。どれにしようかな。
    「へえ、スイーツに塩昆布?」
    口に入れてみると、これが美味しい!
    私のベストスリーは、塩昆布・柚子・塩である。
   
    本当に、「とりどり」というのは、心弾ませるなあ。 
    
    

                2024.3.17