川上恵(沙羅けい)の芸術村
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                    種団子 3



         暑中お見舞い申し上げます
         異常な暑さが続きます。どうかお体をご自愛くださいませ。



    思い描いていた百花繚乱とは程遠いが、百日草には楽しませてもらっている。
    それにしても色々な種類があるものだ。
    ローズ色、橙色、淡いピンク、それに花冠の様子もずいぶん違う。
    一重のもの、八重のもの、花びらの先の丸いの、とんがったの……。
    だが葉は、どれもざらついて馴染みのある感触だ。

    百日草は開花の時期が長く、100日間も咲くところからそう名づけられたそうだが、
    しっかり見届けることにしよう。
    その由来を証明するかのように、8月6日・10月3日・12月22日の誕生花である。
    別名、浦島草とも言うらしい。
    「長生きなんだね」。ますます観察するのが楽しみである。

    ついでに花言葉は、友情、幸福だ。

    プランターは百日草一色となり、丈も高くいよいよ盛んである。
    プランターを独占したのだから、100日間がんばって咲いてね、と嫌味をいいながら
    私はたっぷりと水をやる。



                   2024.8.3