川上恵(沙羅けい)の芸術村
 話のポケット
エッセー  旅  たわごと    雑感 出版紹介 




             連休の日記



     大型連休も半分が過ぎました。
     もう半分が過ぎたと思うか、まだ半分しか過ぎていないと思うか……。
     マイナー志向の私は、半分が過ぎてしまったと嘆く方で、いつも気分が沈むのでした。
     若い頃の話です。

     今年の連休の前半は、変わり映えのしない日常でした。再現してみます。

     4月27日  
     通院です。待合室に入りきれない人人人で、ただただ順番が来るのを待ちました。
     夕方、息子がジャックを連れてきてくれました。ゴールデンレドリバーで、
     人間でいうと 20歳すぎです。
     ジャックを連れて石川へ散歩です。息子夫婦と夫と私、そしてジャック。
     犬好きの私にはたまりません。風邪ひきなのに。
     4月の日差しと風に犬は目を細めます。そんな彼を見て、私も目を細めます。

     4月28日  
     明日の除幕式に向けて1日中、静養です。風邪の他に、喘息もでています。
     イベント中に咳き込んだら、どうしょう。心配。

     4月29日  
     葛井寺で遣唐使・井真成の石碑の除幕式です。
     咳が止まってくれて、良かった!
     それに藤の花が満開で、紫や白の房がシャラシャラと音を立てているようです。

     4月30日  
     一足早く、子供の日の食事会です。何歳になっても、子供は子供ですから。
     但し、私は昨日の疲れで食欲なしです。皆は美味しそうにステーキを食べるのに、
     私は一向に箸がすすみません。ビールも欲しくありません。こりゃ重症だ。

     5月 1日  
     雨の中、行先を決めずドライブをしました。ぼんやりと車窓を流れる景色を眺めます。
     新緑を見ていると、肺の中まで清浄になる気がします。
     私のリラックス法です。
     
     こんな感じで、5日間が過ぎました。けっこう動き回っていたんだな。
     遠出の旅行は連休明けまでおあずけです。



    

                           2019.5.1