川上恵(沙羅けい)の芸術村 | |||||||
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無事、終了! 「GO! KOFUN 世界遺産展」が、無事終了した。 台風の日があったりと、変化に富んだ(?)2週間だったが、多くの方に来ていただけた。 来場者の方々には楽しんでいただけただろうか? さて、メダカである。 久しぶりの対面だ。心が浮き立つ。 店屋さんで売られていた時は、ただのメダカなのに、私のメダカとなった途端、 もはやそれはただのその他大勢のメダカではなく、大事に世話をしなければならない、 特別な3匹のメダカになる。 なんと、メダカは少し大きくなっていた。 2週間前は容器の中で泳いでいるのを探すのに、目を細めなければならなかったのに、 容易に3匹を見つけることが出来た。それも雌雄が見分けられるほどに。 体が丸みを帯びているのが2匹、スッキリとしたのが1匹。つまりメスが2匹、オスが1匹だ。 ぱっちり開いた目は黒目までくっきりと光っている。 仲間たちが毎日世話をしてくれたおかげだ。 メダカからは、私たちが見えているのだろうか? 毎日、世話をしてくれた人の顔は分かっているのだろうか? とっかえひっかえ透明な容器を持ち上げ、「可愛いね」と言ってくれた大勢の人達は 見えていたのだろうか? 犬や猫のように、飼い主の顔が分かるのだろうか? 私の顔は覚えているのだろうか? あ〜あ、メダカに聞いてみたい。 家に連れ帰って、さっそく大きな甕に移した。 驚いたメダカは勢いよく底に潜った。 私は浮き上がってくるのをじっと待っている。
2018.9.8 |