川上恵(沙羅けい)の芸術村
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                マスクの功罪



    マスクを着けるようになって、ズボラにいっそう拍車がかかるようになった。
    化粧はしないし、犬歯の隣の差し歯も外したままである。
    マスクが顔の半分以上をすっぽりと隠してくれ、重宝なことこの上ない。

    だが、
    マスクをするようになって困った事がある。
    事故で目の周辺にダメージを受けた私は、日差しを避けるために、サングラスとつばの広い
    帽子を着用している。
    そこにマスクだ。帽子・色の濃いサングラス・顔の半分以上をすっぽり隠すマスク。
    流石にその3点セットはあかんでしょう。胡散臭い人に見える。
    と言うことで、サングラスを我慢することにした。

    目は正直だ。ここ何か月の間に、悪い視力が更に落ちている。
    夏の太陽がこたえたのだろう。
    「目の保護を忘れないで下さいよ!」、医者の言葉が今さらに重い。
    うーん、コロナめ! 意外なところに災いをもたらしたな!
    
    
    周囲を見渡せば、いつの間にかすっかり晩秋。
    紅葉狩りとしゃれこんで、目の休養に出かけよう。
    赤色でも目の保養になるのかなあ、緑色でないと駄目かなあ。
    
    
2020.11.13