川上恵(沙羅けい)の芸術村 | ||||
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怪奇現象 エアコンの取り付けが終わった。 もしまたリモコンを紛失した時のために、私の部屋のエアコンと同じメーカーにした。 年式や形式は違うが、試してみると私の部屋ので作動した。 オー・ラッキー!! 私の部屋の以前のエアコンは、時たま怪現象を起こした。 リモコンを触っていないのに、勝手にスイッチが入るのだ。 最初は、何かに当たって電源が入ったのだろうと思っていたが、テレビを見ている時や、 夜、眠っている時、また留守の時、タイマー予約をしているわけでもないのに、 突然動き出すのだ。気味の悪いことこの上ない。 とうとう我慢ができなくなって、電気屋さんに来てもらった。 「他の電波を拾うんですな」 「私の体から電波がでているのでしょうか。そう言えば静電気がひどいんです」 「まさか」 電気屋さんは笑いながら、本体の中を見てちょこちょこと触った。 「これで様子を見て下さい」 だが、ダメだった。しばらくは大人しかったが数か月後には元の木阿弥だった。 気短でおこりん坊の私は、買って1年ほどのエアコンを買い替えた。 現在のエアコンは怪現象を起こさないが、あの出来事は何だったのかと今も 首を傾げる。 エアコンと私の相性が悪かったのかな。 この世には、常識では考えられないことがあるようだ。 それにしてもここ数日の猛暑をクーラーなしで、よくしのいだものだ。 扇風機と団扇さまさまだった。 教訓! リモコンは必ず元の場所に! 2020.8.7 |