| 川上恵(沙羅けい)の芸術村 | ||||
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| エッセー | 旅 | たわごと | 雑感 | 出版紹介 |
爽やかな5月の日 堺市にある原池公園内のバーベキューハウス、matoiに連れて行ってもらった。 なんとお洒落で清潔なバーベキューハウス!! 周囲を植木で囲まれた中に、その施設はあった。 木の香りが漂ってきそうな店内は、天井からも壁面からも風が通る造りになっている。 中庭には満開の紫陽花の花々……。 爽やかな風が吹き抜けて、なんとも心地がいい。 まるで森の中にいるようだ。 コンロに火を入れる。炎が上がる。 骨付き肉・ソーセージ・エビにホタテに焼き野菜・お握り・チーズ……。 焼きあがるのを待ちきれず、私と夫は生ビールを飲む。息子はトング片手に大奮闘だ。 「ああ、おいしい。しあわせ!」。息子夫婦に感謝である。 回りのどの家族づれも笑顔笑顔だ。 バーベキューにはほろ苦い思い出がある。 5月の連休ともなると、近くの石川の河原はバーベキューを楽しむ家族で賑わった。 父親は肉を焼き、そんな姿が珍しいのか、子供たちは声を上げて走り回っている。 だが、我家の夫は仕事に忙しく、私は指をくわえてその光景を眺めていた。 コンロを囲む家族は、みんな幸せそうだった。 バーベキューは家族の幸せの象徴のようだった。 そんな昔の事を思い出しながら、私は肉やトウモロコシを頬張った。 今も私にはバーベキューは幸せの象徴だ。 五月の薫風が通り抜けた。 2026.5.31 |
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